Toward ICT4D

青年海外協力隊 平成28年度2次隊 PNG コンピュータ技術職のなんたらかんたら

国連パプアニューギニア事務所によるSDGsに関する国民調査

国連開発グループのWebサイト上に国連パプアニューギニア事務所が実施したSDGsに関する国内アンケートの結果がまとまっていたので、簡単に概要をまとめます。

 

SDGs : 持続可能な開発目標 とは

 

SDGs(Sustainable Development Goals)は「持続可能な開発目標」ということで、2001年に策定されたミレニアム開発目標の後継として、2016年から次の15年の間に取り組む国連主導の開発目標。以下の17の目標と169の達成基準からなっています。

 

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ミレニアム開発目標が途上国のみを対象にしていたのに対し、このSDGsは貧困問題からジェンダー、資源、気候変動などの地球規模の問題までを包括に取り込んだ先進国も含めた地球上の全ての国が2030年までに目標達成に向けて取り組む活動となっています。もちろんパプアニューギニアでもSDGs達成に向けた取組みは行われていて、以下のYoutubeで抱える問題についてまとめられています。

 

 

さて今回は、そんなパプアニューギニア国内におけるSDGsの状況調査第一弾として行ったものの結果が、国連開発グループのWebサイト上に上がっていました。

以下の画像をクリックすることで国連開発グループのWebサイトに飛びます。

⇩⇩⇩下の画像をクリック⇩⇩⇩

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What 8000 Papua New Guineans have to say about sustainable development

 

 

調査方法

 

調査方法は以下の通り。

 

Digicel SMSを使用した調査
調査人数:103466
有効回答:8043
回答期間:12日

 

このブログでもときどき取り上げているパプアニューギニア国内最大キャリアDigicelを使って、無作為に抽出された10万人にSMSを送信。そのうち、返答のあった8000人のデータをまとめたといった感じです。

 

 

調査結果

下の画像をクリックすることで、調査結果がまとまったサイトにアクセスできます。調査結果がグラフィカルにまとめられいて、設問をクリックすれば回答の分布状況が表示されるという感じに結構手が込んでます。

 

⇩⇩⇩下の画像をクリック⇩⇩⇩

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Result-SDGs Responses in PNG

 

  

例えば、日本でもよく話題に上がる喫煙問題。今回の調査からパプアニューギニア国内だと37%が喫煙者という結果が出たようです。

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この結果のうち、Yes/Noをクリックすると、それぞれの州別/性別/年齢別の分布が表示されます。
110歳の回答者がいるのが気になりますが..笑

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ぱっと見ている感じは各設問に大きな繋がりがないようなので、結果から何か課題が見えるかというよりも各設問、「へー」とゆるい感じでざっと情報を見てみました。ただ、喫煙者なんかは「男性の割合、そんなに少ない?」って感じですし、パプアニューギニア国内で大きな問題になっているDVは52%という結果に「ほんまに?」といった感じで、自分の生活とのギャップを感じています。まだまだ溶け込めきれていないというのはもちろんあると思いますが。

 

今回は調査結果のみの掲載のようで、調査結果から見た考察やレポートなんかはまとまっていません。Webサイトの情報によれば、2018年後半にパプアニューギニアのラジオや新聞などのメディアを通じて公表されるみたいです。

 

 

ちなみに本調査とは直接関係ないですが、

「About 30 percent of the population doesn’t have access to mass media.」

なんて記述が記事の中でありました。

パプアニューギニアの人口30%はマスメディアにアクセスできない環境だそうです。同僚と出身地について話していると、同僚の出身のハイランド地方(本島の高地方面)なんかは主要都市部から村落へのアクセスが「ヘリコプターで30分、もしくは山道を徒歩2日間(車両不可)のみ」みたいな遠隔地もざらにあるそう。「女2人のパプアニューギニア」を真似してバックパックを担いで、数日間、民族の住む村落まで道なき山の中をトレッキングする、なんてのもロマンのある話ですが、パプアニューギニアはまだまだインフラ面の整備が必要です。閉ざされた環境が独自の文化を守っている反面、情報化社会の流れに取り残されないよう両立できるようなユニークな取り組みがあればいいんですが。 

 

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