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青年海外協力隊OV 平成28年度2次隊 PNG コンピュータ技術職のなんたらかんたら

パプアニューギニア 家庭電気の使用方法について

パプアニューギニアの一般家庭の電気は前払い制。しかも携帯電話から支払います。
ここではパプアニューギニアの一般家庭の電気の支払い方法についてまとめます。

 

 

電気料金は"Easi Pay"で前払い

 

パプアニューギニアは日本と違って電気料金も前払い。各家庭にEasi Payと呼ばれる電気メーターがついていますので、そこで電気残高をチャージします。

 

青年海外協力隊としてパプアニューギニアに来られる方はご注意ください。
PNG赴任時にあるJICA事務所の赴任時研修でEasi Payのことはなにも触れられておらず、任地に赴任後、「さあ新生活の始まりだ!」というときに電気が使えなくてつまずきます。(まあ、周りの住民と交流する良い機会なんですけどね笑)。赴任初日に停電生活なんてのもテンションが上がらないので、事前に使用方法を把握しておくことをお勧めします。

 

 

支払いステップは以下の通り。

 

EasiPay チャージ手順


1. 携帯電話に残高をチャージ。
2. Easi Payメーター上の11桁の番号を確認。
3. "*775*11桁の番号*チャージ額#"へダイヤル。
4. SMS宛に20桁の番号が届くので
5. Easi Payメーターに入力。

 

 

順を追って説明していきます。

 

1. まずは携帯電話に残高をチャージ!

フレックスカードを購入し、*121*カード番号#にダイヤルします。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

 

 

2. EasiPayメーターの確認。

家のどこかにEasiPayメーターがあるので探しましょう。

 

f:id:ict4d:20180126201134j:plain

?EasiPayメーターはこんな感じ。 ぼくの家は家の外の1階部分にあります。

 

f:id:ict4d:20180126201817j:plain

EasiPay上に11桁の番号が記載されているので、この番号を控えてください。

 

3. 携帯電話からチャージ額を申し込む。

EasiPayのチャージは
*775*Easi Payメーター上の11桁の番号*チャージ額#
へダイヤルすることで行えます。

例えば僕の家のEasiPayのように

EasiPay : 07052990319
チャージ額 : 15kina

の場合、
*775*07052990319*15#
へダイヤルします。

 

すると、こんな感じでメッセージが表示されるので、赤枠に1を入力してSendをタップし、申し込みは終了です。

f:id:ict4d:20180307163507p:plain

 

 

最小チャージ額は15kina、最大は50kinaです。
チャージ毎に手数料として1.5kinaが差し引かれます。

 

4. "+775"からのメッセージを確認。

正常に入金が完了すれば、1~2分で"+775"から入金完了のSMSが届きます。

 

SMSはこんな感じ。

f:id:ict4d:20180126201352p:plain

 

SMS上に"+"で始まる20桁の番号が記載されているので、この番号をEasiPayメーターに入力します。

 

5. EasiPayメータに入力。

EasiPayメーター上にナンバーキーがあるので、送られてきた20桁の番号を入力すればチャージ完了です。

 

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うちのナンバーキーはバキバキに割れています。

 

 

 

と、パプアニューギニアでの電気の使用方法はこんな感じです。慣れてしまえば、なんてことないEasi Pay。知ってるか知らないかだけで大きな違いですね。

50kina分チャージすれば電化製品の多い家だと3週間程度。長ければ1ヵ月以上持つと思います。たまに残高を見ないと停電で冷蔵庫の中とかが悲惨なことになりますので、定期的にEasiPayを確認しておきましょう。

 

 

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