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Toward ICT4D

青年海外協力隊 平成28年度2次隊 PNG コンピュータ技術職のなんたらかんたら

【実測】パプアニューギニアのインターネット環境はやっぱり悪い

 

発展途上国でネット環境が悪いのはだいたい想像がつきますが、
パプアニューギニアも例に漏れず、ネット環境はよくありません。

 

「じゃあ、どれだけやばいの?」ということで
ここではパプアニューギニアもネット環境を数字をもとに説明します。

 

 

インターネット環境の測定方法

 

各地域でのインターネット測定方法はそれぞれ、以下の順で記載していきます。

0. 測定環境の説明
※本当なら端末情報などを記載しないといけないですが、ここでは省きます。
測定時にCPU使用率は10%程度であったので端末がボトルネックになっているということはありません

 

1. Usen Speed Testによる速度確認
(5回測定し、中間3つの平均値を使用)

 

2. Pingによるパケットドロップ率、遅延の確認
(コマンドプロンプトを使用して、Google DNS(8.8.8.8)宛にPingを送信。50発以上を目安に平均値を確認)

 

回線速度 Ping値の目安

 

回線速度 Mbpsの目安

よく目にするGbpsやMbpsといった値。
ダウンロードやアップロードの速度を表す表記で それぞれGigabits per SecondやMegabits per Secondの略。
ようは1秒間に何ビットダウンロード(アップロード)しているかという値です。

スマホ、PCではLINEやSkype、インターネット、Youtubeなどを利用すると思いますが、
の中で一番回線速度が求められるのはYoutubeなどの動画閲覧。
インターネット契約ナビというサイトを参照すると、Youtubeで必要な回線速度は

YouTube(360p:低画質):0.5Mbps以上
YouTube(480p:中画質):1Mbps
YouTube(720p:高画質): 2Mpbs
YouTube(1,080p:超高画質): 3.5Mbps

インターネット契約ナビ.com

とのこと。
ドミトリーでは中画質以上のYoutubeをスムーズに閲覧することは難しいようです。

SkypeなどのIP電話の場合は、0.2Mbps程度の速度があれば問題ないようです。

 

ちなみにこちらもよく見かけるGB、MBはGbpsやMbpsとは意味が異なります。
MBはMega Bytesの略でデータ容量を表す値です。

8bits = 1byte になるため、
8Mbpsでダウンロードしているからと言って、1秒間に8MBのペースでダウンロードされている訳ではなく、
「8Mbps=1MB/sec」となります。

 

応答速度の目安 Ping

"Ping"という言葉を初めて聞かれた方もいると思いますが大丈夫!
Pingとは、通信相手に対して応答を確認するためのプログラムです。
Ping値とは、応答に対して返事が返ってくるまで、どの程度時間がかかったか表す値で、リアルタイム性を示す値です。
そのため、オンラインゲームやSkypeなどのリアルタイム性が求められる場合、Ping値が低いことが望ましく、
SkypeなどのIP電話を利用する場合は100ms未満の遅延が望ましいとされています。

 

 

青年海外協力隊用ドミトリー

 

首都ポートモレスビーにある、青年海外協力隊が業務等で上がってきた際に使用するドミトリーで計測。

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0. 測定環境の説明

ドミトリー設置の共有PCで有線接続による測定。
計測時は他端末の接続はなし。
詳しい契約内容は確認していませんが、ボランティア調整員の方と話したところ、1Mbps保証で契約しているよう。

 

1. Usen Speed Testによる速度確認

1回目

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2回目

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3回目

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4回目

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5回目

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平均速度:0.878Mbps

 

1Mbps保証の契約だけあった、1Mbps近くの速度が出ています。
ブラウザの読み込みも1Mbpsあるだけあって、ストレスもあまりありません。
ただドミトリーは最大13名まで宿泊可能です。
今回、測定したときも隊員総会の都合上、10名強が宿泊してており、
同時接続数は10台越え。
自前Androidも接続してみましたが、まともにネットは使えませんでした。

 

 

2. Pingによるパケットドロップ率、遅延の確認

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遅延平均:166ms

遅延平均は少し高いですが、そこまで影響はないと思います。
Pingのドロップも1発だけで偶発的なものと思われるため問題ありません。

 

 

安倍首相来訪時にも使われた Gateway Hotel


2014年、安倍首相がパプアニューギニア首相 Peter Oniel氏と会見する際に
側近の方々が使用したGateway Hotel。

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首都ポートモレスビーにあり、パプアニューギニア国内のホテルとしては最高峰のホテルです。

 

出張時に飛行機キャンセルにあい、航空会社の保証で偶然泊まれました。
国家のお偉いさんが宿泊するホテルだけあって、
リゾートみたいなホテルだし、パプアらしからぬ豪華な晩御飯に大興奮!

ていう話は置いておいて。

 

0. 測定環境の説明

Gateway Hotel宿泊者用WiFiを使用した無線接続による測定。
測定の際、接続APに何台の端末が同時接続していたかは不明。

 

 

1. Usen Speed Testによる速度確認

1回目

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2回目

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3回目

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4回目

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平均速度:0.465Mbps

※4回のみの測定のため、上位3位による平均

 

0.465Mbpsなのでこちらもだいぶ遅めの速度です。
Youtubeの動画は時々止まってしまい、アプリのアップデートやインターネットアクセスなどで併用し過ぎるとあまり使い物になりませんでした。
ただ、パプアニューギニアは通信量が高いため、無料で使える環境があるだけでありがたいです。

 

2. Pingによるパケットドロップ率、遅延の確認

Gateway Hotelでは、計測を忘れてしまいました。

 

 

赴任地 ココポ

 

あの庭にバナナが生えている自宅です。

 f:id:ict4d:20170124170433j:plain

 

0. 測定環境の説明

自宅にてPCにAndroid端末をUSB接続し、USBテザリングによる測定。
他端末の接続なし。

 

1. Usen Speed Testによる速度確認

1回目

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2回目

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3回目

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4回目

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5回目

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平均速度:0.274Mbps

 

1発だけ速度が上がりましたが、たぶん偶発的なものでしょう。
スマホの画面読み込みに、20~30秒程度かかっており、 速度は遅いですが、南国らしくゆっくり見ていればあんまり気になりません。
他の地域に行くと、画面読み込みが止まってしまうところもあるので、
パプアニューギニアの中でもまだましなほうかと思います。

 

2. Pingによるパケットドロップ率、遅延の確認

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遅延平均:329ms

 

週一程度でIP電話も使用していますが、遅延平均の通り、通話品質は低めです。
特にLINE通話とは相性が悪くほとんど使えません。
Skypeはたまにタイムラグや通話品質が下がりますが、まだましなのでよく利用しています。
FUSION IP-Phone + Zoiperの組み合わせが一番相性がよく、
会話する分にはほとんど気にならないほどの通話品質を保っています。

 

 

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