Toward ICT4D

青年海外協力隊OV 平成28年度2次隊 PNG コンピュータ技術職のなんたらかんたら

パプアニューギニアのパパは牛乳屋!?

 

パプアニューギニアって聞かれて思い浮かべることって、

パパは牛乳屋、か
南国少年パプアくん

ぐらいだと思うんですよね。

 

小学生ならお馴染みのギャグ。

パパは牛乳屋。

出国前の僕のパプアニューギニアの知識もほとんどパパは牛乳屋レベル。
じゃあ逆手に取って、
パプアニューギニアの牛乳、できるだけ多くの飲んだろやないか!

僕が出国前にひそかに掲げた目標でした。

 

 

パプアニューギニアの牛乳や如何に!

 

結論から言うと、
ココポに売っている牛乳はすべてオーストラリアかニュージーランドからの輸入品でした。


パパは牛乳屋なんて100%デマだったんです。


僕たちは小学生の頃からデマに(略

 

そもそもパプアニューギニアの家畜は庭で放し飼い。
村に行けば、鶏とか豚が走り回っていますが、
牛を放牧しているのって見たことがありません。

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ネットで調べてみると、パプアニューギニア国内で酪農をしているのは一か所しかないみたいです。

 

牛乳は常温保存、賞味期限は数か月

 

パプアニューギニアに来て、

 

 

「一番衝撃うけたことなんなん?」

 

 

って聞かれたら、

 

豚のあたまがそのまま売ってるとか

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そこらじゅうに吐血したみたいな痕があるとかよりも

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(もちろん血じゃなくてブアイという嗜好品の痕です。)

 

「牛乳の賞味期限が数か月、しかも常温保存!!」

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こう答えたい!

 

 

日本だと冷蔵庫に入っていて、賞味期限は1週間くらいが普通ですが、
パプアニューギニアでは飲む前以外は常温保存、賞味期限は数か月が普通。

しかもパッケージを見てみる安全表記の無添加牛乳。

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逆に日本みたいなフレッシュな牛乳は首都ポートモレスビー以外で見たことないです。

気になったので調べてみると、
高温殺菌の方法が普通の牛乳と異なったり、パックの構造を変えることで、
雑菌の繁殖と牛乳の酸化を防いでいるらしいです。



どこにも披露することのない雑学をまたひとつ学んでしまった。。。

 

 

『やからなに?』って言われたら、

『ううん、ちょっとパパは牛乳屋って言いたかってん』

そんなブログです。