画像圧縮ツール Ralpha
ネット環境の悪い途上国でも快適に画像を共有したい。
ここでは、そんなときに便利な画像圧縮ツール Ralphaについて紹介します。
画像圧縮ツール Ralpha
途上国は日本と比べてネット環境が悪い場合が多くTwitterやInstagramに画像を投稿するときもアップロードに時間がかかります。またメールに画像を添付しようとすると通常10MBくらいの容量までしか添付できないので数枚しか添付することができません。(特にJICA事務所ではセキュリティ上、2~3MBまでのメールしか受信できないため、そのままの画像では1~2枚で容量をオーバーしてしまいます。)
そんなときに使えるのが画像圧縮ツール Ralpha。
複数の画像ファイルを一括して圧縮することができ、画像の回転やトリミング、文字入れなんかも行える便利な画像編集ソフトです。
Ralphaのダウンロード
RalphaはVectorからダウンロードできます。
怪しいサイトではありませんが、不安な方はぼくのドロップボックスからダウンロードしてください。
Ralphaの基本的な使い方
1. Ralphaを開く
ダウンロードしたZipファイルを開くと、中に『Ralpha.exe』という実行ファイルが入っています。Ralphaを使うときはこの『Ralpha.exe』をダブルクリックしてください。
Ralphaを開くとこんな感じ。
2.画像を圧縮する
圧縮したいファイルをドラッグ&ドロップでRalphaに移します。
圧縮後の倍率を指定し、実行をクリック。
元画像にもよりますが、倍率は20~30%あたりがお勧めです。
実行をクリックすると、元画像が配置されていたフォルダの配下にResizeというフォルダが作られます。圧縮後の画像ファイルはResizeの中にあるので確認してみてください。
その他の機能の使い方
1. 圧縮後のファイル名を指定する
初期設定のままでは、圧縮された画像は元の画像ファイルのファイ もし、圧縮後の画像のファイル名を変更したい場合は『ファイル名生成規則』で規則的に指定できます。
以下の置換文字列を組み合わせて動的に出力ファイル名を決定する事が出来ます。
- <n*> *は1~9の数値
処理順に*で指定した桁数の連番を振ります。 - <s*> *は任意の数値
連番の初期値を指定します。 - <c*> *は1~9の数値
出力先フォルダ内のファイル数を取得して*で指定した桁数の連番にします。 - <old>
入力ファイル名から拡張子を取り除いた物に置き換えられます。 - <ext>
入力ファイル名の拡張子部分に置き換えられます(「.」は含みません) - <ymdhns>
写真の撮影日を14桁の数値(年月日時分秒の順に年を4桁、他を各2桁)で表現した物に置き換えられます。 - <ymd>
写真の撮影日を6桁の数値(年月日の順に各2桁)で表現した物に置き換えられます。 - <yyyy>
写真の撮影日の年の部分(4桁)に置き換えられます。 - <yy>
写真の撮影日の年の部分(2桁)に置き換えられます。 - <mm>
写真の撮影日の月の部分(2桁)に置き換えられます。 - <dd>
写真の撮影日の日の部分(2桁)に置き換えられます。 - <dir>
相対パス(ドロップしたフォルダの親フォルダが基準)のディレクトリ部分に置き換えられます(末尾の\を含みます) - <resizemode>
リサイズの設定に応じた文字列に置き換えられます。 - <arcname>
アーカイブファイル名に置き換えられます(拡張子なし) - <pdir>
親ディレクトリ名 - <base>
ドロップしたフォルダやファイルまでのパス
写真の撮影日が取得できない場合は更新日時で代用します。
動的にファルダを作成する事も可能です。
生成したファイル名に拡張子が付いていない場合は、フォーマット変換の設定に応じて自動的に拡張子が付きます。
逆に拡張子が付いていた場合はフォーマット変換の設定を無視します。
2. ファイルフォーマットの変換
Ralphaでは、画像を圧縮と合わせて、JPEG、PNG、ビットマップイメージのいずれかにファイルフォーマットを変換することができます。
2-1.『設定』を開き、『フォーマット変換設定』を開きます。
2-2.元画像のファイルフォーマットごとに圧縮後のフォーマットを選択できます。初期設定では元のファイルフォーマットを引き継ぎます。
3. その他の機能
画像の回転や余白の追加、文字入れなどをしたい場合は、画面右側の項目にチェックを入れ、設定をクリックして設定を行ってください。直感的に操作できるの詳しい説明は省力しますが、余白の追加や画像合成は結構使えると思います。
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