パプアニューギニア派遣予定者必読 ~渡航時はVISAトラブルにご注意を!?~
※2017-1次隊あたりからこの問題は解決したみたいです。たぶん駒ヶ根訓練所あたりでなにか説明があると思います。
日本を出国してすぐ、
PNG生活2日目~パプアの洗礼~
でも記事にまとめましたが、
PNG派遣組は渡航VISAが手配されておらず、
そもそも出国できない可能性がありました。
ことの背景 ∼PNG入国までの流れ∼
2016年10月4日夜、
さあいよいよ出国と2016-2PNG組が成田空港に集合。
旅行代理店の人とともにQantas航空チェックインカウンターに行ったところ、
パプアニューギニア渡航VISAが取得されていないということで
航空チケットが発券されないということが起こりました。
JOCVが手渡されている公的っぽい書類は、
PNG政府からのボランティア派遣依頼書のみ。
しかし、チェックインカウンターのお姉さんによれば、
渡航許可の一文が記載されていないため、本書類は特に効力をもたないとのこと。
本人たちは、難なく出国できると思っていたので、
何も知識がないのでどうしたらいいかわからず立ち往生していました。
その後、旅行代理店の方とQantas航空チェックインカウンターとのお話の結果、
ひとまず、トランジット目的で渡航許可を得ているオーストラリア行きのチケットを発券し、
その先はオーストラリア国内でどうにかするという形となりました。
オーストラリアでも事情を説明し、PNG行きのチケットを発券。
最終的にパプアニューギニア入国管理局で就業用VISAを発行してもらい、
入国する流れとなりました。
なぜこんなことが起きたのか?
理由は簡単!
2015年11月24日付で
パプアニューギニア政府、日本政府間の取り決めにより、
外交/公用目的で入国する日本人は、VISA取得が不要となったそうです。
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※2015年11月24日より、日本国籍の外交・公用目的での入国のみ、無査証渡航が可能になりました。
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パプアニューギニア駐日大使館 | ビザ一般情報 | ビジター 雇用 撮影 | パプアニューギニア駐日大使館
それを、JOCV、旅行代理店、空港関係者、PNGの入国管理局も知らなかった。
日本からJOCVとして各国に派遣される場合、
公用旅券、チケット、VISA等はすべてJICAが手配します。
そのため、JOCVは渡航に際して必要な書類は
基本的にJICAから与えられたもの(または取得指示が出たもの)を保持していれば
良い認識であったため、
VISAの取得が必要か否かの背景まで知る由もありませんでした。
ちなみにJICA関係者との話によると
毎隊次、入国手続きの際にVISA取得を行っているようです。
※入国手続きの際にJICA関係者と話す機会はないので、かたち上は隊員の独断での取得となります。
情報がない状況で入国するには、それしか正解がありませんが。
ということで、PNG派遣予定者はVISAの件で引き留められた場合、
1.外交/公用目的で入国する日本人は、VISA取得が不要な旨を伝える
パプアニューギニア駐日大使館 | ビザ一般情報 | ビジター 雇用 撮影 | パプアニューギニア駐日大使館
それでも無理な場合は、
2.パプアニューギニア入国管理局でVISAを取得
(3か月の観光目的のやつじゃなくて、1年間の就業用VISAがいいらしいです。)
がいいんじゃないかと思います。
※本ブログは派遣中の隊員が経験をもとに書いたものです。
実際の行動は、各々でご判断ください。