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青年海外協力隊OV 平成28年度2次隊 PNG コンピュータ技術職のなんたらかんたら

パプアニューギニアのたばこ事情

日本も分煙増税で禁煙社会が進んでいますが、喫煙者にとっては海外のタバコは関心どころ。ここではバリバリの元喫煙者がパプアニューギニアのタバコ事情についてまとめます。

 

 

パプアニューギニアの取り扱いタバコ

首都ポートモレスビーでは箱買いですが、首都以外の地方都市では1本ずつの販売がメジャーです(もちろん箱買いも可)。日本と違ってほとんど一箱25本入り。パプアニューギニアでフィルター付のタバコは以下の通りです。

 

 

Marlboro Gold

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現地価格で1.2Kina。(約40円)

探せば各主要都市で見つかりますが、取扱い店舗が限られます。

 

 

Marlboro Red

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現地価格で1.2Kina。(約40円)

探せば各主要都市で見つかりますが、取扱い店舗が限られます。

 

 

Paul Mall Red

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現地価格で1.2Kina。(約40円)

メジャーなフィルター付タバコ。町中の商店でも手に入ります。

 

 

Paul Mall Blue

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現地価格で1.2Kina。(約40円)

メジャーなフィルター付タバコ。町中の商店でも手に入ります。

 

 

Paul Mall Green

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現地価格で1.2Kina。(約40円)

パプアニューギニア国内で売っている唯一のメンソールです。

メジャーなフィルター付タバコ。町中の商店でも手に入ります。

 

 

Cambrigde

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現地価格で1.2Kina。(約40円)

メジャーなフィルター付タバコで、町中の商店でも手に入ります。

日本では馴染みのないケンブリッジ。調べてみるとオーストラリア産のよう。一時期吸っていましたが、かなり重めのタバコです。

 

 

以上がパプアニューギニアで購入できるフィルター付のタバコ。ぼくも一通り試しましたが、軽めのタバコが好きなのでMarlboro Goldをよく吸っていました。2018年時点で、上記以外では中南海みたいな中華系のタバコが2-3種類あるくらい。1mm/3mmなどのライトなタバコの取り扱いはありません。また、手巻きタバコもみたことがないので、日本でも買えるタバコというとマルボロかポールモールくらいです。

 

 

パプアニューギニア オリジナルのタバコ

パプアニューギニアのオリジナルのタバコと言えば、スピアとブルースの2種類。どちらもフィルター無しのタバコです。

 

スピア

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現地価格で1本1.2Kina。(約40円)

だいたいどこの商店でもPaul Mallは手に入りますが、Paul Mallが売っていなくてもスピアなら売っているというくらいメジャーなタバコ。逆に首都ポートモレスビーは都会的になり過ぎていて手に入らないかもしれません。ポートモレスビーでスピアを吸っていると、女の子に「肺癌なるからやめとき!代わりにこれあげるから!」とPaul Mallをもらったのはここだけの話。

 

 

ブルース

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現地価格で1枚0.5Kina。(15円)

日本では馴染みの薄い手巻き式のタバコで、マーケットで葉っぱがそのままの形で売っています。手巻き式ですが、巻く用紙は新聞の切れ端。できるだけインクの付いていない綺麗なところを使うのが主流です。味はフィルター無&葉が裁断されていないこともあって、かなり強め。日本のKENTくらいの細巻が主流ですが、たまに新聞を使わず、葉っぱをぐるぐる巻いただけで吸うツワモノもいます。

 

 

謎のタバコ Huli

記事を書いている途中で見つけた謎のタバコHuli。名前も本当にHuliというのか分かりませんが、部族からしてハイランド地方のよう。アイランドのココポでは見たことのないすべてが謎なタバコ。タバコとしてまとめるより文化人類学系の記事としてまとめたほうがあってる気がしますが笑、一度試してみたいです。

 

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喫煙・禁煙スペースについて

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日本と比較してもまだまだ禁煙、分煙は進んでおらず、路上喫煙も普通です。日本人にとっては当たり前のマナーですが、スーパーやホテル、レストラン、空港などの公共施設を除けば、たいていの場所で喫煙できます。なお、ポートモレスビーでは2018年秋開催のAPECに向けて準備が進んでおり、もしかすると喫煙にうるさくなってきているかもしれません。灰皿の置いてある喫煙スペースで吸うか、あらかじめ周囲の人(店員やホテルスタッフなど)に喫煙可能か確認してみるといいと思います。

 

 

タバコの無心について

町中でタバコを吸っていると、ときどき「タバコをくれ」と声をかけられることがあるかもしれません。赴任当初は人間関係もできるので喜んであげていましたが、2年目にもなるときりもないし、あげる義理もないので基本的に知らない人からの無心には聞こえていないふりをして無視しています。特にあげたくなければ、無視するか軽いノリで「No」と言ってしまうのがいいと思います。現地人も貰えればラッキーぐらいの感覚なので、それ以上なにもないと思います。逆にココポ・ラバウルは人懐っこい性格の人が多いので、タバコをあげた流れで現地のことなんかをいろいろ聞いてみるのも面白いと思います。

 

 

電子タバコの取り扱い

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パプアニューギニアではIQOSやブルームテック、VAPEといった加熱式タバコ、電子タバコの取り扱いはありません。そのため、IQOSユーザなんかは空港免税で安く手に入るので事前に日本でフィルターを購入することをお勧めします。

電子タバコの持ち込み

残念ながら電子タバコの持ち込み不可については情報は見つかりませんでした。ただ、ぼくも数年来のIQOSユーザなので、2017年10月に2カートンとIQOSを持ち込んだときはちゃんと関税で申告しましたがなにも言われませんでした。パプアニューギニア内での日本人への信頼度が高い&関税の仕事がユルユルということが影響しているのかもしれませんが。

ちなみに意気揚々と持ち込んだIQOS。スティックも新品だったんですが、入国1週間後に壊れました。もしかしたら湿気の影響をもろに受けたのかも知れないので、持ち込む際はお気を付けください。

 

 

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